去年の話なのですが、時間があった時に、strength finderの資質のバランスを見れるexcelを作りました。
今またリモートワークになり、自由になれる時間が増えてきたので、
その時の記録をまとめてみたいと思います。
そもそもStrengthFinderとは?
ドン・クリンフトン氏の考えに基づき、アメリカのギャラップ社によって開発された人の「強みの元=才能」を見つけ出すツール。
177個の質問に答えていくと、34の資質の順位がわかるもの。
「さあ、才能に目覚めよう」
という解説書を読んだことがある人もいるかもしれません。
※2023年最新版が発売されました↓
以前、とある研修で聞いたのは、育った環境、教育、仕事などで20歳くらいまでにほぼ固まる、ということ。
個人的には、ポケモンの特性(素早さとか、攻撃性とか、生命力とか。野生状態で捕まえた時に差がある数値に似ているなぁと思っています。どの値もその後伸ばすことができるけど、もともと強い値のほうが伸ばしやすい)
きっかけ
私の会社では、このテストを受けて、ほかのチームメンバーに自分の上位の資質を知らせることが出来るのですが、結局あんまり生かされていないなぁ、
と思い、何かチームで可視化できるツールがあればいいな、
と思ったのが作ろうと思ったきっかけです。
そこでプロジェクトの空き時間を使ってチームメンバーの資質を
excelで比較できるツールを作りました!
VLOOKUPの練習にもなると思うので、良かったら作ってみてください^^
完成系
完成系がこちら!
地味ですが笑 L-N列に上位10位までの各資質の量と、その下にバランスが見れるデザインになっています。
作り方(STEP1-STEP6)
STEP1.
資質名の日英対応表(GH列)+属性情報を加えたリスト(I列)
を作列りました。これは外部サイトなどを見ながら独力で入力。
※別記事にもまとめました。必要でしたらご覧ください・・・!
またQ列以降に、資質を、属性別に並べ変えしたリストを作りました。(今回作りたいのは属性のグラフのため。)
STEP2.
次に、B列に自分の資質を日本語で入れれば、自然と英語の資質名と属性が出るようにVLOOKUPをいれました、
D列の式は、
=VLOOKUP(B3,$G$3:$H$36,2,FALSE)
です。
指示を日本語で書くと、
B3を、G3-H36の中から探して($マークは範囲固定のためにつけた)、左から2番目の列の結果を示してください、完全に一致する言葉を探してください
になります。
になります。
E列もほぼ同じ式。
=VLOOKUP(B3,$G$3:$H$36,3,FALSE)
ここまではかなりサクッとできました。
VLOOKUPで1点だけ注意したいのが以下。
ここで注意したいのが、[検索値]の検索対象は[範囲]の左端の
列(左から1列目)である点。左から2列目や3列目を検索するこ とはできません。仮に[検索値]として「氏名」 を指定したいときは、[範囲]の左端の列が「氏名」 となるように、あらかじめ表を整えておく必要があります。https://dekiru.net/article/15221/
つまり英語名などが一番左にあるとうまくいかないのです。
STEP3.
グラフづくりに入る前に、ランキングの数字を属性ごとにつけ直します。これもVLOOKUPを使用。
S列に以下式をいれました。
=VLOOKUP(R2,$B$3:$E$36,2,FALSE)
R2を、B3-E36の中から探して($マークは範囲固定のためにつけた)、左から2番目の列の結果を示してください、完全に一致する言葉を探してください
これで属性別にランキングの数字がS列に入力されました。(※属性毎に並べ替えた資質参照)
STEP4.
さてここからいよいよグラフづくり。これが面倒でした。。
まず普通にグラフにしてみます。
グラフ→レダーチャート
すると、、、、
あれ、、、例えば一番下の原点思考は30位ですが、値が高くなってしまっています。
ランキングは1位の方が、その資質の傾向が高いのですが、単純に数字だけみると、低い資質の方が大きい数字なので、逆転してしまったのです。
逆転であれば、引き算か、、と思って35(全資質+1)から引こうかと思いましたが、
何か方法がないかな、と探していたら、そんなことをしなくても、
<軸を反転する>というオプションが!
軸の書式設定--->軸を反転する
これで、自分の資質のランキングがグラフで見えるようになりました。
色を付けてみるとこんな感じ。
私はどの資質にも1つは高い資質がありますね。割とバランス型なんでしょうか。
STEP5.
最後に上位10位までに入っている資質の属性ごとの数を数えます。
これはシンプルにCOUNTIFを使いました。
=COUNTIF($E$3:$E$12,L4)
E3-E12の間で(上位10位の中で)L4の資質に値するものがあれば、数を数えてください。
STEP6.
今度は普通にレダーチャートを選択します
これで完成です!
以上strength finderの資質のバランスを見れるexcelを作った話でした!
Excelってホントなんでもできますね。
ちなみに、本来の目的であるチームメンバーの資質のバランス比較
ですが、各タブにチームメンバーの資質を入力していけば、チームのバランスが見れるようにしました。
ちょっとごちゃごちゃするので、上位10位のバランスだけのグラフも作成
ぜひStrengthFinderをやったらチームや友人とのバランス、見てみてください!
参考になれば幸いです<(*_ _)>