The Journey to Stars〜未知への探求〜

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【読書】書店ガール〜人生さよならばかりじゃない。出会いもあるし、再会だってある。

書店員さんを目指す人におすすめの1冊として

前回記事に書いた『書店ガール』

なんでおすすめするかといえば、

 

とにかく「リアル」



作者の碧野圭さんは出版社に勤務されていただけあって、

物語の臨場感がすごい。

 

書店員の辛さも楽しさも

働いたことのない私にも手に取るようにわかる。




現在の出版業界の厳しさの部分もえがかれていて、

これから出版関係で働きたいと考えるのであれば、

立ち向かわなければならない困難も、未来も、

この小説を読むとしっかりわかります。





シリーズ1作目を読んだ時はまだ学生でしたが、

シリーズ2作目を読んだのは社会人一年目。

 

2作目では、書店での日々の出来事に加えて、

部下の結婚・妊娠なども描かれており、

 

「女性としてどう働いていくのか」

「すきな仕事」と「家庭の両立」

 

といったプライベート部分にも共感できた作品でした。



最後に私がすきな言葉を3つ。

 

多すぎてひとりひとりの客の顔が見えない。だが、こちらはそう思っていても、

案外向こうはちゃんと見ていて、意外なことで褒められたり、

怒られたりすることがある。

 

やられた、と思った。

これが、本だ。

書かれた言葉のひとつひとつをじっくり味わうための。何度も行きつ戻りつして、言葉を確かめるための。

本というのはそのための最適のパッケージなのだ。

 

人生さよならばかりじゃない。出会いもあるし、再会だってある。

 

おすすめ。