朝渋という早起きコミュニティを経営する、井上浩二さんの「昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です」を読んだのでめも。
2021年の新しいチャレンジに、「早起き」を掲げられる方にはオススメの1冊です^^
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本の構成
まず、この本の構成としては、
第1章:早起きのメリット
第2章:早起きをするための工夫
第3章:早起きが続けられない時の対処法
第4章:飲み会と早起きを両立させる方法
第5章:早起きで人生を変えた人たちの例
※実際の目次とは多少異なります
となっています。
早起きの7つのメリット
特に第1章では、井上氏は早起きのメリットして以下の7つをあげています。
実は私もリモートワーク生活になってから夜型が進行していたのですが、この本を読んで朝型へのシフトをチャレンジ。
始業ギリギリまで寝ていた時と比較して、始業前に自分がやりたかったことを少しでもやれた時の心の充実感は予想以上でした。
(本書では2時間を確保することを推奨しているが、まだその域には達していません。。。)
また本書の特徴としてあげられるのが、決して
「睡眠時間を削ろう」
という提案はしていないこと。
起業家の方の著書や、他の早起きに関する本を読んだこともあるのですが、「人間4時間程度ねれば行動できるので、4時間睡眠にできるように少しずつ睡眠を減らしていきましょう」というような提案を見かけることもしばしば。
しかし、この本では、そのようなアプローチではなくて、
STEP1.まずは自分の必要な睡眠時間が何時間かを検証し、
STEP2.その上で、
起きたい時間(仮に5:00)ー必要な睡眠時間(7時間)=寝る時間(22:00)
を算出するので、無理なく早起きができる仕組みになっています。
(詳しくは2章参照)
ショートスリープで足りる人は別として、
今までショートスリープにチャレンジして、挫折したことがある方はぜひこのアプローチにチャレンジしてみてください。
素敵な言葉たち(引用)
本書から心に残った名言をご紹介します。
では早起きの目的とはなんでしょうか?それは、「自分の人生を経営すること」です。(p.9)
「今日も早く起きられた!」という成功体験から一日が始まると、新しいチャレンジにも前向きになり、自己を高く評価できる気持ちへとつながるのです(p.10)
おまけ1(OECDデータから考える、そもそも必要な睡眠時間は?)
そもそも何時間くらい寝るのが人間最適なのでしょうか?
気になったので、本書の2章でも紹介されているOECDのデータを改めて調査してみました。
結果がこちらです↓
参考:Balancing paid work, unpaid work and leisure 2018より筆者が作成
※2018年のデータとあるが、各国の元データ収集時期はバラツキがある
なぜかたくさん寝ること=よくないこと
というイメージを持ちがちですが、
これをみても、「日本人はもっと寝てもいいのかもな」と感じます。
(今日も起きれれなかった、、と自分を攻める方がいたら、上記と比較してみてください。実はもっと寝てもいいのかもしれません。)
おまけ2(都道府県別 睡眠偏差値ランキング)
少し調べる中で気になるデータを見つけました。
株式会社ブレインスリープが2020年3月に発表した
「都道府県別 睡眠偏差値ランキング」では、
TOP3、WORST3が以下のようになっており、
最新では日本人の睡眠時間は6−7時間かな、と感じています。
TOP3
1位:和歌山県
合計点偏差値 52.21
睡眠時間 6時間40分
2位:静岡県
合計点偏差値 51.63
睡眠時間 6時間36分
3位:和歌山県
合計点偏差値 51.30
睡眠時間 6時間31分
WORST3
45位:宮城県
合計点偏差値 47.92
睡眠時間 6時間32分
46位:徳島県
合計点偏差値 48.31
睡眠時間 6時間15分
47位:山梨県
合計点偏差値 48.35
睡眠時間 6時間25分
2021年の新しいチャレンジに、「早起き」を掲げられる方は読んでみてはいかがでしょうか?