少し前にCompTIA Network+を受け、無事合格!したので、勉強記録を残しておきたいと思います。
試験を受ける前は、いつも色々な方の受験記を読ませていただいているので、
この記録もこれから受ける方の参考になれば幸いです^^
受験のきっかけ
IT全般を広く仕事で扱っていますが、
たまたまネットワーク関連のプロジェクトに携わることになりました。
この機に改めてネットワークの知識を定着させたい、と思ったのが今回の受験のきっかけです。
またIoTに代表されるように、色々なモノが繋がるのが当たり前になっている時代。
個人的にも「ネットワークの知識って今後絶対必要だよな...」と前々から感じていたこともあり受験を決めました。
CISCO社の認定資格であるCCNAと迷いましたが、まずはベンダーフリーの資格を取得しようと思い、CompTIA Network+を選びました。
※CompTIA(the Computing Technology Industry Association、読み方:コンプティア)は、IT業界の実務力検定などを行う、アメリカの非営利団体(=ベンダーフリー/ベンダーニュートラル)です。
概要
CompTIA Network+の最新の試験概要はこちらです。(2023年時点最新)
試験番号 | N10-008 |
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問題数 | 最大90問題 |
出題形式 | 選択式&パフォーマンスベーステスト |
試験時間 | 90分 |
合格スコア | 720/900 |
受験費用 | 46,284円 |
出題内容 | 1.ネットワーキングの基礎 24% 2.ネットワークの実装 19% 3.ネットワークオペレーション 16% 4.ネットワークセキュリティ 19% 5.ネットワークのトラブルシューティング 22% 計 100% |
価格・試験概要・パフォーマンスベースドテストのサンプルは左記のリンクから公式サイトの最新情報を確認して臨んでください!
勉強記録
今回はTAC Web模試を中心に勉強し、約2週間で受験をしました。
少し不安な部分もありましたが、リテイクチケットが付いていたので、Web模試がだいたい解けるようになった時点で、「1回受けてみよう!」という気持ちで受験日を決めました。
勉強方法
今回は以下2つの教材を利用しました。
1.TACのWeb模擬試験
メインで利用したのは、TACのWeb模試です↓
正式コース名:Network+(N10-008)Web模擬試験(リテイクチケット付)
今回この教材を選んだ理由は以下です。
1.定評&コスパ
CompTIA Network+試験について事前に調べると、テキストのみで受験する方もいましたが、多くの方がこの講座を利用しているようでした。
試験の価格が46,284円(2023年現在)なので+2,516円でWeb模試が利用できることになります。
模試単体の購入も考えましたが、単体だと6,800円•••
バウチャーとセットの方がお得になるため、セットを購入しました。
※ちなみに、模試単体であればTACの「NEXT割引」が使えますが、TACに問い合わせたところ、バウチャー付きコースは割引が使えないそうです。
2.スマホで勉強できる
仕事の隙間時間に勉強したいと思ったのですが、
どうしても紙のテキストだと、腰を落ち着けて勉強する必要があります。
その点TACのWeb模試だとネット環境があればいつでも勉強できるので、
携帯で隙間時間に問題を解くことができます。
上記理由から今回はTACのWeb模擬試験を利用しました。
TACのWeb模試コースには2回分の模試が含まれています。
分野別復習機能も使いながら、最終的には両方の模試で、ほぼ満点が取れる状態に持っていきました。
2.(書籍)Get! CompTIA Network+ ネットワークエンジニアの必修科目(試験番号:N10-007)
私が調べたところ、N008に対応しているテキストは未発売のようでした。
TACのテキストと問題集で対策をするのが王道のようなのですが↓
廃番になっているため?か価格が高くなっていたので、こちらの『Get! CompTIA Network+ ネットワークエンジニアの必修科目』という本で対策をしました↓
結論から言うと、本書は重要なポイントから細かい単語まで説明がかなり細かく書いてあったので、役に立ちました!
使い方としては、TAC模試を受けてわからない単語を調べる際の辞書として利用しました。加えて、CompTIA Network+では幅広く、かつ細かい単語が問題に出てくるので、最後にサラッと通読し、知らない単語のチェックに使いました。
(Amazonの中古品や、フリマサイトで安く出品されていればそれを活用するのもありだと思います)
追加で読んだ書籍
今回はもちろん試験に一発合格することも目標でしたが、改めてネットワークの知識を定着させたい、というのが狙いだったため、最後に知識の定着も含めて以下の書籍を流し読みし、自分の弱点分野の強化と抜けている知識がないかを確認しました。
参考までに、読んだ本と簡単な感想を書いておきます。(初心者向け・オススメ順)
◼︎ネットワーク超入門講座 第5版
◼︎ストーリーで学ぶ ネットワークの基本
こちらのブログでも有名な左門 至峰氏の著書。
左門至峰 Profile - ネットワークスペシャリスト - SE娘の剣 -
情報システム部に配属になった主人公がネットワークトラブルを解決しながら成長していくというストーリーに沿って、必要なネットワーク知識が解説されているので、読みやすく、かつ頭に入ってきやすい本でした。
試験勉強の息抜きの読書としても楽しめると思います。
◼︎TCP/IPの絵本 第2版 ネットワークを学ぶ新しい9つの扉
◼︎ネットワークはなぜつながるのか
感想
TACのWeb模試を中心に勉強し、無事一発で合格することができました!
試験範囲がかなり広いので、本番はかなりドキドキしました。。。正直、受かっているか微妙...もしかしたら落ちたかも...という気持ちで試験終了ボタンを押しました。
受かっていて本当によかった...!見直しも含めて試験時間の90分をフルに使うような感じでした。
上記で紹介した試験対策に加えて、公式が発表している試験概要をしっかり読んで、改めて1つ1つの関連用語の意味を確認するのをオススメします。
資格に向けて勉強することで、ネットワークの基礎を改めて学べましたし、日々仕事で使っていても、実はきちんとした定義がわからないまま使っている用語もあり、「なんとなく」を学び直せたのはよかったです。
基礎力を身につけるという意味で、ネットワーク技術者でなくてもネットワークに多少関わる人にはオススメの資格だと思いました。
おまけ1〜参考にしたブログ
あまりCompTIA Network+の受験記を書いている方が見当たらず•••
こちらを参考にしました↓
おまけ2〜TACのWeb模試の感想
今回メインで利用した、TACのWeb模試の個人的な感想を書いておきます。
また別の試験で利用するかもしれないので、不便なところが改善するといいな•••と願っています^^;
TAC模試の良いところ
- ネット環境があればいつでも勉強できる
- 模試を受けると、結果がチャートになって出てくるので自分の不得意なところがわかる
- パフォーマンスベースドテストも練習できる
TAC模試の不便だったところ
- 模試の間違ったところだけを復習する、という機能はない(自分で間違った問題をメモしておく必要がある)
- 分野別復習機能は模試からその問題がランダムに出題されるため、その分野の問題をどれくらい解いたかわからない
- 分野別復習機能も間違ったところだけを復習する、という機能はない
- 解答を見るボタンを押すと別ウィンドウが立ち上がるため、いちいち閉じるのが面倒