The Journey to Stars〜未知への探求〜

好奇心の赴くままに。学んだことを中心に書いています。

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【読書】彼女(戸田恵梨香)〜誰かにお水を注いであげることで自分が枯れてしまうなら、 まず自分に水を与えてから相手に注いであげよう。

戸田恵梨香さんのエッセー「彼女」を読んだのでメモ。

 

 
戸田さんほど仕事歴も長くないし、
全身全霊かけてきた訳ではないけど、
最近、年代なのかライフスタイルの変化なのか、
昔ほどがむしゃらに仕事ができなくなって。
 
コロナも経て、
もっと自分や家族という存在を大事にしたい、とずっと感じていた時に、
(それは単にプライベートの時間を増やしたいということではなく、
”自分”という存在を大事にしたい、という感じ。)
TVで戸田さんが
”もっと自分を愛してほしい”
とこの本を紹介していて、「読んでみよう」と思った1冊。
同年代ということもあってか、すごく
”自分と向き合う大切さ”
の部分のメッセージが響いた1冊でした。
 
第1章は戸田さんが演じた役柄について、
その時々の状況や心境について振り返って綴っていて、
第2章はこの本の出来上がるまでや今のプライベートや友人について綴ったもの。
 
「自分をもっと大切にしないとな」
「一度立ち止まってキャリアを考えようかな」
と感じている人におすすめしたい1冊です。
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もちろん、考えることは考えるんです。

この時はこうかなとか、これはこんな感じとか、ちゃんと”引き出し”は開けて、

そこからポンポンと出してはいるんだけど。

どこか納得できていない自分がいる。

多分これまで蓄積した経験と体が覚えていることで、こなせているだけなんだろうなって。

だから、早く自分の次の目標を作らないと。

このままでは、たぶん心が腐ってしまう。

p16

 

自分がこうしたいと思っていることを口にしていると、

こうやって周りが拾ってくれて、

自ずとチャンスに恵まれることがある。

やっぱり待っているだけではチャンスは来ないから。

きっかけとかタイミング、運命というのは、その時自分がどう感じ、どう掴み、どういう思考をするか?次第で変わっていくものなんだなってことも、改めて思いましたね。

p72

 

ちょっとした肩こり、下半身のだるさ、目の乾き、

見逃してはならない。

体のSOSだから。

その日のいわかんは、その日のうちに治したい。

手遅れになる前に、自分を大切にしてほしいと思うのだ。

p122

 

 

だからやっぱり、自分を見ること、自分を愛してあげること、

それが根本だと感じます。

自分を愛せない人が、他人を愛せないし。

だから、スカスカになる前に自分が壊れてしまう前に、気づいてほしいって思う。

p187

 

 

忙しく過ごすことと、スケジュールを詰め込むことが、イコール充実した生活という概念ばかりではない。

本当の心の豊かさや幸福は、別のところにあったりする。

誰かにお水を注いであげることで自分が枯れてしまうなら、

まず自分に水を与えてから相手に注いであげよう。

自分を愛さないと、誰かを愛することはできない。

そんな当たり前の事実に気づけると、すごく楽になるから。

(中略)

平易な言葉で言うと、「もうちょっと楽をしてもいいじゃん」と言うことかな。

それは、頑張らないってことではなくて。

ちゃんと自分を見つめて、自分がいいパフォーマンスをするために、

できないことは「できない」、しんどいことは「しんどい」って言ってもいい。

そういう世の中になったらいいよねって心から思うし、私たちがそういう社会を作っていかないといけない。

p213-p214

 

 

今は多くの女性たちが、キャリアをとるか?結婚を取るか?

子供はどうするのか?いろんな選択、判断がある。

本当に難しい世の中だなって思う。

だから、一回立ち止まってみる。

立ち止まらなくても、自分の内側を見るっていうことをして、考えるべきだと思うんです。自分がどうしたいか?は、自分にしかわからないはずです。

p214-p215