The Journey to Stars〜未知への探求〜

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【マーケティング】0.そもそも”マーケティング”とは?

業務でマーケティングに関わることもあるのですが、
後輩から「そもそもマーケティングって何?」と聞かれることがあるので、基本的な知識とフレームワークを整理してみたいと思います。

今回は、各論に入る前に、「そもそもマーケティングとは何か」を考えてみたいと思います。

 

1.マーケティングの定義(3種紹介)

色々な定義がありますが、今日は3つの定義を見てみたいと思います。

コトラー教授の定義

まずは1つ目。
現代マーケティングの父、と称されるコトラー氏の著書によると、

マーケティングとは、人間や社会のニーズを見極めてそれに応えることである。マーケティングを最も短い言葉で定義すれば「ニーズに応えて利益を上げること」となろう』

という記載があります。

アメリマーケティング協会(AMA)の定義

アメリマーケティング協会(American Marketing Association:AMA)のホームページには、

Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large. (Approved 2017)

Marketing Definitions Archives | American Marketing Association

(マーケティングとは、顧客・依頼人・パートナーそして社会全体に価値を提供する物を創り、伝え、届け、交換するための活動であり、一連の制度・プロセスである。※抄訳)

という定義があります。

③日本マーケティング協会(JMA)の定義

最後に、日本マーケティング協会(Japan Marketing Association:JMA)の定義を見てみましょう。

ホームページには

マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。(1990)

公益社団法人日本マーケティング協会 - 日本マーケティング協会の概要

という定義があります。(ちょっと難しいですね、、)

3つの定義を見てみましたが、どれにも共通するのは
「顧客のニーズの理解」
であることがわかります。

次からマーケティングの基本的なステップを紹介していくのですが、
上記の理由で、まずは自社の分析ではなく、
顧客(=市場)の分析から行うのが一般的になっています。

(自分の言葉で書いてみると「自社のサービス・製品を使って、どのように市場(顧客)のニーズを満たすか?」ということだと考えています。)

2.マーケティングの基本的なステップ

さて、マーケティングの戦略を立てるための様々なフレームワークが存在しますが、
先ほどご紹介したように、基本的には

広い視点(マクロ)から狭い視点(ミクロ)へ

分析を行なっていきます。

マーケティングの基本的な流れ

具体的には、
1.環境分析
・外部の環境を分析(PEST分析)
・業界を取り巻く環境を分析(5Force分析)
・競合の動きを分析(3C分析)
・自社にとってのチャンスと驚異を分析(SWOT分析
2.基本戦略立案
・市場の中のどの顧客をターゲットにしていくか(STP分析)
3.戦略最適化
どのようなメッセージで自社製品・サービスを打ち出すのか(4P分析)

という流れでマーケティングを実行し、具体的な活動に移します。


ただし実際は、時代・環境の変化や自社の製品やサービスの特性に合わせて、
部分的な実施や見直しを行うことが一般的です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。参考になれば幸いです<(*_ _)>

本記事では「そもそもマーケティングは何か」とその基本的な流れについてまとめました。
次の記事から、それぞれの詳細について書いていきたいと思います。