GCP認定資格Professional Cloud Architect(PCA)の試験が終わりました!
PCAはその場で合否がわかるのですが
試験後、画面に「合格」と表示が出ました^^
記憶がなくならないうちに、内容や勉強方法、当日感じた事等をメモしておきます。
- 受験のきっかけ・私の知識レベル
- 試験概要
- PCAから受けることを決めた理由
- 勉強記録
- 使用教材
- 試験について
- 感想
- おまけ1:合格通知はいつ頃くるの?
- おまけ2:PCAの合格特典にはどんなものがあるの?
- おまけ3:GCP資格関連の記事
受験のきっかけ・私の知識レベル
私の受験のきっかけは、
AzureやAWSの資格の記事でも書いたように、
会社主導で「基礎知識としてクラウド(AWS、Azure、GCP)の知識は持っておこう」
という流れがあり、資格取得を推奨していたためです。
これまで以下の資格に挑戦してきましたが、
勢いで3大クラウドサービスの残り1つである、
Google Cloudの資格も取りたいと思い受験を決意しました。
これまでのCloud関連資格挑戦記録はこちらです。よろしければご覧ください↓
Azure関連
AWS関連
<AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)試験 >
<AWS Certified Security - Specialty(SCS-C01)>
というわけで、私は
「ITは広く薄くわかるけど、GCP未経験はもちろんクラウド構築や運用は机上の知識・・・」
というレベルで試験に挑みました。
試験概要
そもそもGoogleには大きく分けると3つのジャンルの資格があります。
- Foundational レベル(ユーザ向け)→Cloud Digital Leader
- Associate レベル(入門レベルエンジニア向け)→Associate Cloud Engineer
- Professional レベル(実務者向け)→Professional Cloud Architect、専門性別の8つのテスト
まとめるとこのような感じです↓
試験名 | Cloud Digital Leader | Associate Cloud Engineer | Professional Cloud Architect |
---|---|---|---|
対象者 | ユーザ向け | 入門レベルエンジニア向け | 実務者向け |
時間 | 90分 | 2 時間 | 2 時間 |
登録料(受験料)※税別 | $99 | $125 | $200 |
通常であれば、Foundational →Associate →Professional と徐々にレベルを上げて受験していくものだと思いますが、今回は以下2つの理由で最初からPCAを受験することに決めました。
PCAから受けることを決めた理由
理由1.テスト時間の削減/受験費の節約
CDLはクラウドの基礎知識とGCPのサービスの基本的な内容(XXできるサービスはどれ?)を問われるため、TechStockでCDLの対策を1週間したところ、
模擬テストで100点を取れる状態になることができました。
CDLの合格がほぼ確実なのであれば、わざわざCDLを受けなくても
より上位の試験に一発で受かれば、テスト時間&受験費の節約になると考えました。
理由2.ACEの方がエンジニア寄りの知識が問われる
上記の理由でCDLを受験しないことを決めた後は、
ACEを受けるか?PCAを受けるか?を考えました。
事前に情報収集したところ、
Associateだからと言ってProfessionalレベルよりも簡単というわけではなく、
むしろAssociateの方がコマンドなど深い知識を問われる、ということを知りました。
私は冒頭に書いたとおり実務が経験ないため、
むしろAssociateを飛ばして、Professional Cloud Architectを受験した方が自分に合っているのではないか?と判断し、
CDL、ACEを飛ばしていきなりPCAを受検することに決めました。
勉強記録
合格までに何をどれくらいやったのかの記録です↓
CDLの勉強期間からも含めると、
PCA取得にかかった時間は約1ヶ月。
時間にすると、1日1時間程度の勉強だったので、約30時間ほどかかった計算になります。
使用教材
私は以下の3つを利用しました。
1.GCPの教科書
GCPに触ったことがなかったので、
まずは全体像把握のため評価の高かったこちらを購入しました。
初日にさらっと読んだ上で、わからない単語が出てきたら辞書的に利用しました。
少々古いですが、他の合格された方のブログなどを読んでもこれが王道のようですので、基本を抑える上ではこちらの購入がオススメです。
2.TechStock
AWSの資格試験受験の際に有料会員になっていたので、演習は、
このWeb問題集を中心に行いました。
2023年7月時点で23セット(1セット7問)
で合計150問以上が収録されています。
私は2周+間違った問題の重点復習で本番に臨みました。
3.(Udemy)【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集
TechStockの合格体験記に「Udemyも併せて利用した」という口コミが多かったため、利用しました。
50問x3セット+20問の170問が収録されています。
知識の定着にもなりますし、TechStockと被っていない問題もあったので、利用して良かったと思っています。
【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集
試験について
ケーススタディについて
PCAではいくつかの問題が架空の会社のケースを前提に出題されます。試験当日も画面上でケースを確認することは可能ですが、公式サイトで事前に確認しておくのが良いと思います。
試験システムについて
GCPはKryterion(試験配信プロバイダー)というシステムを使って試験を受けます。AWS、AzureがPearson VUEシステムだったので少し戸惑いましたが、ほぼ同じ仕組みでした。
ただテスト時にメモ用のホワイトボードは配られないので頭の中で問題をしっかり整理する必要があります。
感想
Azure、AWSと比較すると試験の難易度は低いと感じました。
実際私は、見直しを含めても1時間かからず解くことができました。
ただ、Azure、AWS資格試験よりもGCPに関する情報が少ないので、
上記でご紹介した本や、TechStockやUdemy等の問題集を利用し、間違った問題は自分で調べてしっかり理解することが必要だと思います。(私の同僚は一度不合格になっていました•••)
またPCAでは、GCPのサービスについてだけではなく、Googleが推奨するインフラやアプリの設計思想についても問われていると感じましたので、その辺りの用語も要確認です。
例えば以下のような用語です。
RowKey戦略、切り捨て型指数バックオフ戦略、ブルーグリーンデプロイメント、決定論的アルゴリズム、StatefulSet、ノードアンフィニティラベル
TechStockやUdemyで正答率を上げれば確実に合格できる試験ですので、
これらをうまく利用し、試験に臨んでみてください!
おまけ1:合格通知はいつ頃くるの?
結果はすぐに画面に出ますが、Googleからの正式な試験結果が来るまでには1週間ほどかかります。
私は木曜日に試験を受けて翌週の水曜日に連絡がきました。
おまけ2:PCAの合格特典にはどんなものがあるの?
上記のメール内に合格特典コードがあり、グッズをもらうことができます。
以前はパーカーやリュックがもらえたようなのですが、私が確認した時にはありませんでした。。。
合格特典コードの有効期限は21日だったので、以下からマグカップのセットを選びました。
※追記
申込から約3週間で国際便で届きました↓
おまけ3:GCP資格関連の記事
今回勉強する中で、わからない用語について
まとめたのでよろしければご覧ください^^