最近ニュースで色々とキュリティ関連企業について耳にします。
「名前は聞いたことあるけど・・・」
という企業が多いので、どんな企業なのか、調べてみました。
(随時更新)
- Oneidentity
- Sailpoint
- CyberArk
- Okta
- ブロードコム
- エラスティック(旧EndGame)
- CrowdStrike
- VMWare Carbonblack(旧Carbonblack)
- Rapid7
- Splunk
- Fireeye →Mandiant
- テナブルネットワーク
- AT&T Cyber Security (旧エイリアンボルト)
- Beyond Trust
- Scadafence
- Zscaler
- Claroty
Oneidentity
リンク:https://www.oneidentity.com/
本社所在地:4 Polaris Way Aliso Viejo, CA 92656 United States
株価:(2020年7月)ー> (2021年7月現在)ー
創業年:2016年9月23日
サービス概要:
・ID/アクセス管理とログ管理関連の製品(Identity Access & Management (IAM)、Identity Governance & Administration (IGA)、 Privileged Access Management(PAM)、 Log Management)
を提供する、クエストソフトウェアのグループ会社
・ID管理では世界7500の顧客にサービスを提供している
Sailpoint
リンク:www.sailpoint.com
本社所在地:11305 Four Points Drive Building 2, Suite 100Austin, TX 78726 United States
株価:(2020年7月)28$ > (2021年7月現在)50$
創業年:2014年8月
サービス概要:
・従業員、ビジネスパートナー、そのほかのユーザのIDの管理を一括で管理できるID管理のソリューションの提供
・4つのI、”Innovation”” Integrity””Impact””Individuals”をCoreValueとして掲げている
CyberArk
リンク:https://www.cyberark.com/ja/
本社所在地:イスラエル ペタティクバ
株価:(2020年7月)105$ > (2021年7月現在)146$
創業年:1999年4月27日 ※日本法人は2017年に設立
サービス概要:
・特権アカウントの管理に特化したサービスを提供している
・世界で5,400社の導入実績がある
沿革:
・1999年 イスラエルで、Alon N. Cohenと Udi Mokadyが設立
・2014年 上場
・2015年 Viewfinity(特権ID管理の会社)を買収
・2017年 Conjur Inc(クラウドベースの開発を行うITの会社)を買収
・2018年 Vaultive(セキュリティ関連の会社)を買収
・2019年 Idaptive(ID管理のベンチャー)買収
(Wikipedia参照)
Okta
本社所在地: San Fransicso , CA ,USA
株価:(2020年7月)200$ > (2021年7月現在)257$
創業年:2009年
サービス概要:
・シングルサインオン、多要素認証等のID管理サービスをSaaS形式で提要する会社
・6500以上のサービスと連携しており、1つのIDでサインオンできる
ブロードコム
本社所在地:California San Jose
株価:(2020年7月)310$ > (2021年7月現在)483$
創業年:2016年
サービス概要:
・半導体を中心に、無線、有線、ソフトウェアを提供する
沿革:
・2016年、AvagoTechnologiesがBroadcomを買収し、現在のBroadcom Inc.に
(AvagoTechnologiesは2014年にLSIを買収)
・2019年、シマンテックを買収
エラスティック(旧EndGame)
リンク:https://www.elastic.co/jp/endpoint-security/
本社所在地:Keizersgracht 281 1016 ED Netherlands
株価:(2020年7月)93$ > (2021年7月現在)149$
創業年:2012年(エラスティックの創業)
サービス概要:(EndGameの機能)
・エンドポイントにおけるセキュリティ侵害の予防や検出、対応を行うソフトウェア
沿革:
・2008年、ISS*とCIAで働いていたメンバーを中心に創業
・2019年に検索サービスを提供するElasticResearchに買収された
*ISS :Internet Security Systems 1994年創業の米国のセキュリティ関連企業。セキュリティ関連の製品やコンサルティングを提供していた。2006年にIBMが買収。
CrowdStrike
リンク:https://www.crowdstrike.com/
本社所在地:カリフォルニア州サニーヴェール
株価:(2020年7月)106$ > (2021年7月現在)268$
創業年:2011年
サービス概要:
・エンドポイントのセキュリティ対策ソリューション
・脅威の分析と攻撃検知
沿革:
・2011年元マカフィーのCTO George Kurtz と脅威リサーチ担当VPだったDmitri Alperovitchにより米国で創業される
・社名の由来は、クラウド(Crowd)から集めた情報で攻撃者に一撃を与える(Strike)から来ている
VMWare Carbonblack(旧Carbonblack)
リンク:https://www.carbonblack.com/
本社所在地:Massachusetts , US
株価:(2020年7月)150$※VMWareの株価 > (2021年7月現在)158$
創業年:2014年(Bit9+CarbonBlackとして)
サービス概要:
・エンドポイント(端末)のセキュリティ対策ソリューション
・端末のデータの分析から、攻撃を予兆し、防御を行うことで未知の脅威にも対策ができるNGAV*製品
*NextGenerationAntiVirusー従来のパターンマッチングによる検知ではなく、データの分析によりマルウェアを検知する次世代アンチウイルス製品
沿革:
・2002年、Todd Brennan, Allen Hillery, and John HanrattyがBit9を創業
・2014年、Bit9がスタートアップだったCarbonBlackを買収
・2018年、上場
・2019年、VMWareによって買収される
Rapid7
リンク:https://www.rapid7.com/ja/
本社所在地:Massachusetts , US
株価:(2020年7月)52$ > (2021年7月現在)115$
創業年:2000年
(日本法人は2014年設立)
サービス概要:
・脆弱性管理ソリューション(InsightVM=クラウド型、Nexpose=オンプレ型)
を通じて脅威の可視化を提供
・世界の9000の顧客にサービスを提供している
Splunk
リンク:https://www.splunk.com/ja_jp/about-splunk.html
本社所在地:270 Brannan Street San Francisco, CA 94107 USA
株価:(2020年7月)195$ > (2021年7月現在)141$
創業年:2003年
サービス概要:
・システムが生成するあらゆるログを収集、分析、検索できる統合ログ管理ツール
・Splunkの活用により、システムの運用や監視が容易になる
沿革:
・2003年、Michael Baum、Rob Das、Erik Swan が創業
Fireeye →Mandiant
リンク:https://www.fireeye.com/#dismiss-lightbox
本社所在地:601 McCarthy Blvd. Milpitas, CA 95035 USA
株価:(2020年7月)12$ > (2021年7月現在)20$
創業年:2004年
サービス概要:
沿革:
・Ashar Azizが2004年創業
・2013年末に、Mandiantを買収
・2021年6月FireEyeブランドをSymphony Technology Groupなどへ売却することを発表
・2021年10月社名をFireEyeからMandiant(マンディアント)へ変更
【セキュリティ ニュース】「FireEye」が「Mandiant」に社名変更 - クラウドプラットフォームに注力(1ページ目 / 全1ページ):Security NEXT
テナブルネットワーク
リンク:https://investors.tenable.com/investor-relations
本社所在地:7021 Columbia Gateway Drive Suite 500 Columbia, MD 21046 USA
株価:(2020年7月)29$ > (2021年7月現在)46$
創業年:2015年
サービス概要:
・脆弱性診断ツール Nessus (脆弱性管理でシェアNo.1を誇る※2019年)
・クラウド型脆弱性管理プラットフォーム Tenable.io
AT&T Cyber Security (旧エイリアンボルト)
リンク:https://cybersecurity.att.com/
株価:(2020年7月)ー> (2021年7月現在)ー
創業年:2007年に創立されたエイリアンボルトが2018年の7月10日にAT&Tに買収され、子会社化
サービス概要:
・Unified Security Management-セキュリティ脅威の検知から対応まで行う
・OTX-脅威情報のデータベース
・OSSIMプロジェクト
沿革:
・2003年 Alien Vaultの前身となる、OSSIM**プロジェクトが開始
・2007年 スペインマドリードにて設立 (OSSIMを商用に適応できるようにしたものがAlien Vaultになった)
・2018年7月10日 AT&Tコミュニケーションが吸収
・2019年2月 エイリアンボルトからAT&Tサイバーセキュリティに名称変更
(Wikipedia参照)
*OTX :Open Threat Exchange
クラウドベースのセキュリティに関する情報(ウイルス情報、マルウエア情報、侵入検知、ファイアウォール)の共有プラットフォーム。140か国から80000人もの人が参加しているコミュニティで彼らによって日々1900万もの潜在的な脅威情報が登録されている。(参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Open_Threat_Exchange)
**OSSIM : The Open Source SIEM
Beyond Trust
リンク:https://www.beyondtrust.com/
株価:(2020年7月)ー> (2021年7月現在)ー
創業年:1985年
サービス概要:
・特権アクセス管理の世界的リーダー。アクセスの制御、ガバナンスに関する様々なサービスを提供する
・Fortune 100の半分を含む20,000の顧客にサービスを提供する
Scadafence
リンク: https://www.scadafence.com/ja/
本社所在地:ー
株価:(2020年7月)ー> (2021年7月現在)ー
創業年:ー
サービス概要:
・工場、プラントなどのセキュリティ向上のためのサービスを提供する
Zscaler
リンク: https://www.scadafence.com/ja/
本社所在地:ー
株価:(2020年7月)ー> (2021年7月現在)ー
創業年:ー
サービス概要:
・クラウド上で使用できるセキュリティソリューションを中心に提供する
Claroty
リンク: https://www.scadafence.com/ja/
本社所在地:ー
株価:(2020年7月)ー> (2021年7月現在)ー
創業年:2014年
サービス概要:
・OT、IoTに対するセキュアプラットフォームを提供する
・具体的には資産の可視化、産業用ネットワークの自動セグメンテーション、リスクと脆弱性の管理、脅威の検知などのサービスを提供する
*********
調べてみると、吸収・合併が多いですね。
どの会社も包括的なサービス提供ができることを目指している気がします。
2021年7月追記
1年ぶりに株価を調べてみましたが、コロナでサイバーセキュリティの脅威が増加しているからか、どの会社も軒並み上昇していますね。
投資の観点で言うと、これらに分散して投資してもよし、ETFも良さそうです。